Python

Pythonで標準出力処理をするためのprint( )関数の使い方について

By 2021年3月16日No Comments

この記事では、Pythonの標準出力処理であるprint( )関数について解説します。

print( )関数は指定の文字列や数値をコンソール画面に出力することができます。print( )関数はメッセージを表示させたり様々な処理をするときに使います。

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Pythonの標準出力処理のprint( )をコンソールに表示する方法

print( )で文字列や変数を出力するには、print( )の引数部分に出力したい文字列や変数をクォーテーションで囲み指定します。シングルクォーテーションでもダブルクォーテーションでも指定する事ができます。構文は下記になります。

print(値)

print("Helloworld!")

結果:

Helloworld!

変数を指定して出力する場合はクォーテーションは不要です。

hello = 'Hello'
world = 'world!'
print(hello, world)

結果:

Hello world!

print( )内で+演算子を使うことで文字列と変数を足して一つの文字列として出力することができます。

hello = 'Hello'
print(hello + 'world!')

結果:

Helloworld!

数字はクォーテーションで囲むと文字列と認識されて出力されます。

print("1")

結果:

1

数値ではなく、こちらは文字列で数字が出力されています。

str( )を使うと数値を文字列に変換して文字列と一緒に出力する事ができます。

hello  = 'Hello'
num = 777
print(hello + str(num))

結果

Hello777

print( )関数で出力する文字列に、\n文字列を使用すると文字列を改行する事ができます。

print("Hello\nworld!")

結果:

Hello
world!

‘\n’が入っているところで区切られて改行されて出力されてるのが分かります。

Pythonのprint( )関数で改行せずにコンソールに出力する方法

print( )は入力された文字列の最後に標準処理だと改行をしてしまいます。

print("Hello")
print("world!")

結果:

Hello
world!

このように改行されて出力されてます。そこで、print( )の引数end=に任意の文字列を指定すると、その指定した文字列が改行の代わりに出力する事ができます。構文は下記になります。

print(値,1 end=値2)

print('Hello', end='/')
print('world!')

結果:

Hello/world!

このように改行の代わりに指定された文字列が表示されています。改行をせずに表示したい場合で区切り文字も必要ない場合は引数end=”を空白で指定することができます。

print('Hello', end='')
print("world!')

結果

Helloworld!

改行されずに別々のprint( )関数が連結されて表示されました。

Pythonのprintf形式の使い方について

%sや%dのようなフォーマット指定子を使って変数を出力する形式をprintf形式といいます。%記法と呼ばれ%演算子を使って変数で置き換えて出力する事ができます。 こちらはC言語などで使われますがPythonにも昔からある記述方法になります。構文は下記になります。

print(フォーマット指定子,% 変数)

%記法の変換指定文字はいくつか種類がありますが今回は文字列の時に指定する%sと整数の数値のときに指定する%dを使います。

num = 777
print('Hello%d' % num)

結果

Hello777

%記法で複数の変数を出力する事もできます。

hello = 'Hello'
world = 'world!'
num = 777
print('%s%s:%d' % (hello, world, num))

結果

Helloworld!:777

このようにprintf形式は%で囲むように左側にフォーマット、右側に展開する値を指定します。しかし最近はformat( )関数などを使うことが公式ドキュメントなどでも推奨されていて便利とされています。

format()関数は文字列の置換フィールド{}が引数に指定した変数で置換することができます。

‘文7字列{0}’.format(変数)

hello = 'Hello'
print('{}world!'.format(hello))

結果:

Helloworld!

上記のように置換フィールドにインデックスを指定はなくてもいいですが、指定することで引数の位置に応じて値が置換できます。同じ値を繰り返し使用できます。

print('みなさん{0}{1}{0}{1}'.format(hello, world))

結果

みなさんHelloworld!Helloworld!

置換フィールド文字列を指定するとキーワード引数として指定した値を出力することもできます。

print('{hello}{world}'.format(hello='Hello', world='world!'))

結果:

Helloworld

f文字列を使用すると文字列中の置換フィールド内に変数を直接指定することができます。それを文字列に変換して出力することができます。構文は下記になります。

f’文字列{変数}’

hello='Hello'
world = 'world!'
print(f'{hello}は{world}')

結果:

Helloはworld!

このように、文字列中の置換フィールド{ }に変数を直接指定する事ができます。ただし、f文字列はPython3.6から追加された機能なのでそれより前のバージョンでは使う事ができません。

まとめ

Pythonのprint( )関数を使ってコンソール画面に文字列や変数を表示する方法についてでした。print( )関数は変数などに格納された値を画面に出力したりデバッグやエラー出力を表示させたい時などにも使用されます。以上、Pythonのprint( )関数についてでした。

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