Python

Pythonの予約語を確認する方法

By 2021年9月5日No Comments

この記事では、Pythonの予約語について解説していきます。

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予約語とはプログラムで仕様される文法のことを言います。予約語は変数名に指定する事はできません。変数とは数値などのデータを入れるための箱のようなもので、その箱のなかに入っている数値や文字列などのデータの事になります。その変数は、ほかの変数との区別のために名前をつける必要があります。予約語を変数名として使用すると下記のようなエラーが返されます。

False = 1
print(False)

出力結果:

SyntaxError: cannot assign to False

このように予約語を変数名に指定するとエラー結果が返されるのが確認できました。今回はそのようなPythonの予約語を確認していきます。

Pythonで予約語一覧を確認する方法

Pythonのkeywordライブラリのkeyword.kwlistで予約語一覧を表示させて確認してみましょうPythonの予約語の一覧は、keywordライブラリのkeyword.kwlistで取得できます。

まずはkeywordモジュールをインポートします。

import keyword

それではPythonの予約語一覧を取得します。 

import keyword
print(keyword.kwlist)

出力結果:

['False', 'None', 'True', 'and', 'as', 'assert', 'async', 'await', 'break', 'class', 'continue', 'def', 'del', 'elif', 'else', 'except', 'finally', 'for', 'from', 'global', 'if', 'import', 'in', 'is', 'lambda', 'nonlocal', 'not', 'or', 'pass', 'raise', 'return', 'try', 'while', 'with', 'yield']

type( )関数を使ってPythonの予約語の出力形式を確認する事ができます。

import keyword
print(type(keyword.kwlist))

出力結果:

<class 'list'>

リスト形式で格納されているのが分かります。

len( )関数でPythonの予約語の個数を確認できます。

import keyword
print(len(keyword.kwlist))

出力結果:

35

Pythonに搭載されている予約後は現在35種類あるのが確認できます。

for文を使うとPythonの予約語を取得して抜き出す事ができます。

import keyword
for a in keyword.kwlist:
    print(a)

出力結果:

False
None
True
and
as
assert
async
await
break
class
continue
def
del
elif
else
except
finally
for
from
global
if
import
in
is
lambda
nonlocal
not
or
pass
raise
return
try
while
with
yield

このようにkeywordライブラリのkeyword.kwlistを使用してPythonの予約語一覧を確認する事ができました。

Pythonの予約語を一つずつ取得することもできます。

import keyword
print(keyword.kwlist[0])

出力結果:

False

リストに格納されている予約語のインデックス番号を指定して予約語を一つ取得する事ができました。

それぞれの予約語の意味は下記になります。

False…真偽値の結果

True…真偽値の結果

None…空のオブジェクト

and…論理演算の論理積

as…モジュールのimport時やファイルのwith時の読み込みの名前割り当て

assert…与えられた式がFalseならErrorをあげるassert文

async…並行処理のコードを書くためのライブラリ

await…並行処理のコードを書くためのライブラリ

break…ループ処理を途中で抜ける

class…クラスの宣言

continue…ループ処理中に次のループ処理にスキップする

def…関数の宣言

del…変数の削除

if…分岐処理

elif…if文に使う

else…if文の最後に使う

try…例外処理に使う

except…例外処理のtry文の時に使う

finally…ifやtryなどの分岐処理の末尾に必要ならば使う

for…ループ処理

in…for文やif文に使われる

import…モジュールのインポート文

from…import文で親ライブラリを指定できる

is…比較演算

lambda…無名関数をつくるlambda式

global…global宣言を関数の中で行うと関数の内側からglobal変数を変更することができる。

nonlocal…nonlocal宣言を関数の中で行うと関数の内側から外側の関数の変数を変更できる。

not…論理演算の否定

or…論理演算の論理和

pass…何も処理を行わないことを指定する

raise…エラーをあげる

return…関数やメソッドの戻り値を指定する

while…whileのループ文

with…ファイルの読み込み

yield…ジェネレータの戻り値を指定する

Pythonで文字列が予約語であるか確認する方法

Pythonで指定した文字列が予約語であるかはiskeyword( )関数を使うと確認する事ができます。引数に文字列を指定して予約語であればTrueを返し、そうでなければFalseが返されます。

print(keyword.iskeyword('if'))
print(keyword.iskeyword('If'))

出力結果:

True
False

in演算子を使っても確認することができます

import keyword

print("if" in keyword.kwlist)
print("If" in keyword.kwlist)

出力結果:

True
False

このようにiskeyword( )関数やin演算子を使って予約語かどうかの確認をすることができました。

まとめ

Pythonの予約語の確認する方法について解説しました。予約語は変数として使用できないので変数名をつけるときに意識する必要があります。予約語を確認するときはPythonのkeywordモジュールを使いましょう。以上、Pythonの予約語についてでした。

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